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トイレの不具合をきっかけに修理を依頼したところ、約11万円の高額な見積もりを提示された――。そんな体験談がSNSで拡散され、水回り修理をめぐるトラブルへの注意が改めて呼びかけられている。
投稿者によると、トイレのレバーが正常に作動しなくなったため、インターネットで大手水回りサービス「クラシアン」と検索。検索結果に表示されたページのタイトルに「クラシアン」と記載があったことから、そのまま電話をかけたという。しかし、実際には正規の業者とは無関係の会社だった。
現場でタンク内部を確認した業者は「レバーと内部パーツが連動しているため、すべて交換したほうがよい」と説明。レバーのみ交換した場合と全交換の場合の両方の見積もりを求めたものの、「メーカーにも確認したが、全部交換が必要」として全交換の案のみ提示されたという。タンクの取り外し、内部部品の総交換、作業費などを含め、提示額は約10万9670円にのぼった。
不審に感じた投稿者はその場で依頼せず、改めて正規の「クラシアン」に連絡。点検の結果、軽微な調整のみで対応可能と判断され、作業は数分で完了。費用は9020円だったという。金額差は約10万円。もし最初の業者に依頼していれば、大きな負担となっていた可能性がある。
投稿者は「名刺を受け取った時点で違和感があった」と振り返る一方、「高齢者や設備に詳しくない人であれば、そのまま契約してしまうかもしれない」と危機感を示している。業者の対応自体は丁寧だったものの、会話の流れで全面交換へと誘導する姿勢が見えたという。
SNS上では「自治体の指定業者を利用したほうが安心」「賃貸ならまず管理会社に連絡を」「相見積もりを取るべき」といった声が相次いだ。水回りの修理は緊急性が高いケースも多く、焦りから十分に比較検討しないまま依頼してしまうことが、トラブルにつながる一因とみられる。
専門家の間でも、検索結果の上位表示やページタイトルだけで業者を判断するのは危険だと指摘されている。公式サイトかどうかを確認する、会社概要や所在地をチェックする、電話番号を公式情報と照合するなど、ひと手間かけることが被害防止につながる。
水回りのトラブルは突然起こるもの。だからこそ、いざという時に慌てないよう、信頼できる連絡先を事前に確認しておくことが重要だ。今回の事例は、身近な設備トラブルの裏に潜むリスクを改めて浮き彫りにしている。
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